羊と米の海

羊と米の海

好きなものを、好き勝手に、好きなだけ

羊と米の海

米津玄師 ベストマイナーソングセレクション

 

 

 こんにちは、フラットです。HYPEのネタバレ回避するのに忙しくて節分もバレンタインもろくすっぽやりませんでした。

 

 HYC(HYPEに向けて米漬けになろうのコーナー)おっぱじめっぞ~とか言っといてまだ第一弾しか書いてない事実に驚愕しました。

 驚愕も何も俺の怠慢なんだけどさ。もうHYPE始まっちゃってるよ。和歌山も福井も終わって次もう横浜だよ。どうすんのさ。

 とはいえ私のHYPEはまだ始まってません。誰が何と言おうとHYPEは3月17日の埼玉から始まるんだ。そうに違いねぇ。

 

 つーわけで性懲りもなくやります、HYC第二弾「米津玄師 ベストマイナーソングセレクション」

 

 数ある米津玄師楽曲の中から「これ最高なのに何かマイナーじゃね?」と思った曲を独断と偏見でピックアップし、その隠れた魅力を好き勝手に語り倒したり憂いたりします。

 

  ちなみにマイナーの定義は、

・シングルカットされていない曲

・公式MVが制作されていない曲

・単純にファンの間でも話題にならない曲

・ライブであまり歌われない曲

 の四点に今回は絞って選別しております。

 まぁぶっちゃけ雰囲気です。ご了承ください。

 

 

 そんじゃあ馬鹿みたいに呼吸を詰め入れよー!

 

 

 

 

 HYC第一弾はこちら↓

hirayamataira.hatenablog.com

 

 

 

1.「Neon Sign」(3rdアルバム Bremen収録)

 トップバッターはクールなロックナンバー。ポップで柔らかな楽曲中心のBremenではかなりゴリゴリ推してくる異質な一曲です。

 

 ピロピロした電子音、激しいドラムサウンド、キャッチーなサビ、旧約聖書をモチーフにした切なくクールな歌詞、などなどボカロ好きもJ-POP好きもロック好きも一網打尽にしてしまう多大な魅力を持った名曲。

 文句なしにカッコ良いしどこ見ても人気になる要素しか見当たらない。初めて聴いた時「ゴーゴー幽霊船」&「アイネクライネ」に並ぶ超人気曲決まったわ……またJ-POP終わらせたわ米津玄師……と思ったくらいのカッコ良さ。結局決まらなかったし終わらなかったよね。

 

 何でマイナーなのか分からない曲ナンバーワンがコレ。

 明らかに聴く人を選ぶ曲ならともかく、「Neon Sign」はBremen収録なだけあってかなり普遍的で聴きやすい曲に仕上がってる。サウンドもリリックも大衆ウケ抜群の筈。なのにマイナー。発表からもう五年経つけど未だに解せぬ。

 悲しいかな。米津さん自身もさほど気に入ってないのか、ライブでもあまり歌ってくれなくてぼかぁたまに泣きたくなるよ。

 最後に歌われたのって確か2016年末のはうるツアーだったか。同じBremen収録のカッコイイ枠仲間「Under cover」は今でも結構歌われるし脊オパでだいぶ知名度上がったというのに……解せぬ。

 

 マイナーの理由はやはりアルバム八曲目だからか。アルバムの折り返し地点であると同時にダレやすい魔のゾーンだからか。同じ八曲目仲間の「トイパトリオット」と「海と山椒魚」もマイナー寄りだもんな。大人気の「春雷」が憎いぜ。

 

 若干の不人気感は否めぬものの、鬼染みたカッコ良さはガチ。

 新米民は勿論の事、古の米民にも是非一度聴き込んでみてほしい曲です。

 

バイバイこんな日もこれで最後だ どうかこれ以上何も言うな

あんな指切りはしたくなかったよ それは僕だけかもしらんが

このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう

 

 とうに壊れた関係を続けるくらいならいっそ終わらせた方が幸福だ。そう分かっていても蟠る割り切れない何か。

 シニカルで、悲痛で、一種前向きな歌詞は誰の胸にも刺さる筈。皆聴いてー!

 

2.「心像放映」(1stアルバム diorama収録)

 二曲目は明るく軽やかなポップソング。ビビッドな電子音と始終鳴っているポコポコ音がとっても軽快。何かとダウナーなdiorama収録楽曲の中ではトップクラスに快活な一曲です。

 歌詞も比較的シンプルな表現多めでかなり聴きやすい。しかし、そこは米津玄師。単なるポップで終わらせるワケもなく、至るところに綺羅星の如きリリックセンスを散りばめています。

 

きっとまた揺れる街路樹のそばで 私の影に気付くのだろう

それでも私は嬉しくて 全てを捨て去って泣いたのだ

睫毛の下から絵の具のような 心の一部が落ちていく

きっとまだあなたは優しいんだ

それじゃ 私はどうだろうな

 

 二番サビより。曖昧な情景が滲む様に浮き上がる美しい詞よ。

 愛する人の心全てを知りたいと思っても決して知り得る事などない遣る瀬なさ、それでも相手とどこかで繋がっていたいと願う健気さが切なくも愛おしい。明るいサウンドが却ってリスナーの感傷を引き立てる隠れた名曲です。

 

 これ個人的に全玄米楽曲でトップファイブ入りするレベルで好きなんだけど、ま~~マジで好きな人見た事ないよね!

 

 十三曲目というポジションがマズかったのか、はたまた「駄菓子屋商売」や「あめふり婦人」といったキラーチューンにお株を奪われたのか、とにもかくにも影が薄い。

 それだけならまだしもライブで歌われた事すらないような。

 私は基本、都内公演しか行かないのですがまるで記憶にない。ニコニコの生放送か何かで一回やってくれたかなー程度。そこそこ盛り上がりそうだし歌いやすそうなのに何で……もしや米津さん、心像放映君の事嫌いなのか……? メッチャ良い曲なのに勿体ないっすよ!

 

 HYPEで是非とも歌ってほしい曲の一つですね。まぁ、多分ないんだろうが。俺が好きな曲歌われた試しがねぇ。

 

 

3.「雨の街路に夜光蟲」(3rdアルバム Bremen収録)

 これマジで好きな人見た事ない。米津さんお得意の電子音+バンドサウンドを絶妙に織り交ぜたポップナンバーです。

 何やら小難しそうな曲名とは裏腹に、サウンドも歌詞もごくシンプルな一曲。色とりどりの点滅を思わせるピコポコ音、綺麗なギターリフ、そして滔々と流れ出す様なサビが聴いていて心地良い王道的ポップ。

「心像放映」同様、明るく軽快なサウンドに切ない歌詞をのっける米津玄師独特の「らしさ」もあり、個人的にかなり好きな一曲です。あくまで個人的に……メッチャクチャ人気ないんだよねぇこれ!(号泣)

 

 もしや米民、雨の街路に夜光蟲君の事嫌いなのか……? と本気で思ってしまう程度には不人気感が否めない。そんな曲。

 実際Bremen発売後、興奮冷めやらぬ玄米ボーイズ&玄米ガールズとあーだこーだ感想言い合う機会が何度かあったのですが、誰もこの曲の話しないから「雨の街路に夜光蟲も良いよなー」と言ったら「あめのがいろにやこうちゅう……?」「こいつ何を言ってるんだ……?」「今Flowerwallの話してんだよ空気読めよ……」みたいな顔されたよ。それも何度も。二度と「雨の街路に夜光蟲」の話しねえと誓ったあの晩秋の夕暮れ。

 

 不人気故に検索もされにくいのか、ググってもたった7,580件しかヒットしない(2020年2月14日現在)。「ペトリコール」(シングル「Flowerwall」収録)ですら8,060件ヒットするのに……

f:id:hacht0722:20200211172151p:plain
f:id:hacht0722:20200211172127p:plain

 この差よ

 

4.「ウィルオウィスプ」(3ndアルバム Bremen収録)

 これマジで好きな人(ry

 

 ブレーメンの音楽隊をモチーフにしたおとぎ話テイストなバラード。ハチ時代の名残りを感じるポップでキュートな雰囲気もありつつ、やはり根底にはしっとりとした切なさが満ち満ちた一曲です。

 柔らかく軽やかな歌声、スローなコード進行、優しくも寂しげなリリックなどなど、「かいじゅうのマーチ」の系譜を多く感じる点も特徴。何かと感情を揺さぶりがちな玄米バラードの中ではかなり優しげな趣です。

 

 これも人気ないってか地味ってか。メッチャクチャ言い方悪くて申し訳ないけど全楽曲中トップクラスの空気曲です。

 今まで挙げた楽曲はマイナーと言えどごく一部からの人気はある(と思いたい)し、少なからず話題に上る事もあるのですが、「ウィルオウィスプ」はマジのマジで話題にならない。「ウィルオウィスプ 米津玄師」のGoogle検索結果が5,280件(2月14日現在)だけなのを見てもその空気っぷりが分かるでしょう。

 米津玄師というビッグネーム付きで5,000件ちょっとて。「雨の街路に夜光蟲」が大人気に見えるレベルだぞ。

 

 そして例によってライブでの歌唱率も低い。記憶にある限りではuP!!!NEXTの一夜ライブと音楽隊ツアーでしか披露されてないような。

 一夜ライブでは何とトップバッターソングになりまして、私なんかは「おぉっ!」と度肝抜かれたものです。最初にコレ持ってくるかー! あえての美徳かー! と。

 しかし後に友人連との感想発表会で「最初のウィルオウィスプ良かったよなー!」と言ったら、

うぃるおうぃすぷ……?」「こいつ頭おかしいのか……?」「アレ微妙だと思ったけど……?」「普通にアンビリーバーズで始めるべきだったろ……?」的な事ボロクソに言われたよ。二度と「ウィルオウィスプ」の話しねえと誓ったあの寒々しい如月の夜更け。

 

 そもそもBremenというアルバムタイトル自体この曲がキッカケで決まったモノ。BOOTLEGの「Moonlight」同様、アルバムを象徴するかなり重要な位置付けにある曲なのに何故こうも人気がないのか。あまりに解せない。

 

帰る場所が無くなって 随分経ち 悲しみにも慣れて

それでも僕らの毎日は まだ終わらないまま

 このドキリとする圧倒的切なさ、諦め、哀愁! メッチャ良いのに何でー!?

 

5.「TOXIC BOY」(2ndアルバム YANKEE収録)

 これマジで好きな人……と言いたいところですが、残念ながら(?)好きな人いっぱいいます。

 というか普通に人気曲です。歌ってみたも弾いてみたもいっぱい出てるしMADや手書き動画もそこそこある。

 

 では何故ベスト入りさせたか。それは、人気に反してライブで殆ど歌われていないから。

 

 奇妙でトリッキーなアレンジを存分に効かせたザ・遊びソング。

 小人がワチャワチャ喚いている様な珍妙極まりないイントロ、跳ねに跳ねまくったリズム、軽快に並べられたポジティブでネガティブでよく分からない歌詞。そしてラリった様なAメロ&Bメロを一気に吹っ飛ばすストレートに爽やかなサビ。米津さんの遊び心が至るところに散りばめられたアッパーなトンチキナンバーであり、人気曲の証・中毒性&疾走感&解放感を全て備えた三種の神器的鬼楽曲。

 曲名通り凄まじい中毒性を持ち、パッと聴きのインパクトは「MAD HEAD LOVE」「しとど晴天大迷惑」をも上回るほど。それ故かアルバム限定曲としては未だかなりの人気を誇っています。

 

 古の米民は勿論の事、新米民からのウケも良く、YANKEE収録楽曲では「アイネクライネ」「サンタマリア」「ドーナツホール」などの名だたる名曲達と共に好きな曲として挙がる事も多い。「雨の街路に夜光蟲」&「ウィルオウィスプ」をボロクソ言ってた私の友人連も容易く「TOXIC BOYマジッベェ! ッベェーワマジ!」と絶賛していたほど。私自身も永遠のナンバーワンソング「リビングデッド・ユース」と双璧なすくらい好きです。

 

 しかし、どういうわけかライブで歌ってくれない。

 米津さんは割とファンの望むモノというか、人気曲をビシッと歌ってくれる印象なのですが、何でか「TOXIC BOY」の事は徹底スルーしておられる。

 記憶にある限りでは2014年の帰りの会&帰りの会 続編でしか歌われてない(多分)。何故だ。米津玄師七不思議の一つとして何かに登録しておきたいレベルで謎。

 

 そういや前にrockin'onか何かで「昔の曲殆ど覚えてない」的な事言ってた気がするがまさか歌い方忘れたから歌わないなんてこたぁないよな……? 天下の米津さんに限ってソレはないよな……? ないと言ってくれ……

 

 是非是非またあの素っ頓狂なスキャットでオーディエンスドン引かせてほしい。

 HYPEで歌ってほしい曲、個人的ナンバーワンです。まぁ、多分ないんだろうが。俺が好きな曲歌わ(ry 

 

 

 

ーーーーー

 以上です。

 

 こうしてまとめると隠れた名曲いっぱいありますね。

 改めて聴くと埋もれ気味なのが勿体ないくらい良い曲もあるし、めくるめく玄米地獄の深淵にまた一歩足を踏み入れた気分です。

 あと何か不人気キャラや不人気メン推してる人の悲哀がちょっと分かったよ。俺だけがコイツの良さを分かってやれるグヘヘとか悠長な事言ってる場合じゃねーんだよ! 語り合えないのって想像以上に空しいんだな! 分かるー!

 

 

 今一度過去曲をじっくり聴き込むのも乙かもしれません。

 それでは皆様、ステキな米ライフを!

 

 

Bremen(通常盤)アマゾンオリジナル特典(ステッカー)なし

Bremen(通常盤)アマゾンオリジナル特典(ステッカー)なし

 

 

diorama

diorama

  • アーティスト:米津玄師
  • 出版社/メーカー: リイシューレコーズ
  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: CD
 

 

YANKEE (通常盤)

YANKEE (通常盤)